moritetsuc@fe01

　２０２４年がスタートし、私の取材生活も半世紀を超えました。思えば、６０歳で朝日新聞記者を定年になって以降、国内外を飛び回りました。とりわけ若い頃に海外へ留学したかったのに、実力と経済的余裕がなく、以来、国内取材一辺倒だったので国外への関心は高く、定年後はそのリベンジとばかり世界中を歩きました。
　まず韓国から中国、ベトナムへ陸路で渡り、東南アジア全部の国を回り、インドへ。インドには１ヶ月滞在、道端が普通にベッドとかして人々が眠る姿に驚かされ、これが人口１０億、世界第二位の現実なのかと思い知らされました。ロシアが侵攻したアフガニスタン。さ美突いたまま放置されたロシア軍戦車の背景に広がる緑の大草原の美しさにも奇妙な感動を覚えました。ウクライナの地でも同じ光景がいずれは見られるでしょう。
　西安からローマまでシルクロードを列車とバスで１２０００㌔。さらにはアフリカ大陸を西と東の２ルートで二度縦断、南米もメキシコからアルゼンチンまで南下しました。２０２３年にはオーストラリア大陸を周回、２０２４年は和が青春と人生に多大な影響を与えた米国をゆっくり見聞する予定です。もちろん大谷翔平の試合込みで。員スタグラムや「Ｘ」で旅の報告をその都度行いますので、お楽しみに。